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一澤信三郎帆布物語

一澤信三郎帆布物語 (朝日新書)

この本を手にすることができて本当にうれしい。
でも、それだけで終わってはいけない。僕らはこの本を読めることに感謝すべきである。

西の都の老舗で勃発したできごと。あえて「争い」とは言いたくない。
遠く離れた東の都にいる僕らは、このできごとを直接見聞することはできないし、新聞を始めとするマスコミの報道は乏しくかつ断片的なものであった。インターネット情報は多々あったものの、何を信じていいかわからないのが正直なところで、僕らの勝手な心配は募るばかりであった。

2008年11月の逆転勝訴という判決があったからこそ、僕らはこの本を目にすることができる。
裁判を勝利に導いた(協力した)すべての人に感謝したい。

その頃、僕らが知りたかった真実がここにある。しかも僕らの期待を良い意味で裏切るように、赤裸々なまでの情報公開。僕が気にしていたこれからの方向についても触れられている。

綿密な取材に基づくノンフィクションではあるものの、作者の筆力と描かれている信三郎夫妻の人柄によるものだろうか、ドロドロした感じになっていないのはさすが。

先代である3代目、信夫氏のインタビューや、かばんが作られるまでの工程も僕のような帆布マニア(オタク)だけでなく、たくさんの人に読んでもらい、京都に一風変わった「かばんや」があることをもっと多くの人に知ってもらいたい。


僕はこれからも信三郎かばん(布包)をずっと使い続ける。

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